病膏肓に入る

一度立ち読みしたにもかかわらず、なんとなーくマーガレット買うてもた。漫画雑誌買うのなんて何年ぶりだ。ああ恙無く連載が続いてくれますように。オマケとして年表がついてましたが(やっぱ19歳だった)、最近全巻読み返したから重々わかってるけどこうし…

后の位も何にかはせむ

本屋と古本屋をめぐって『絶愛』1〜5巻と『BRONZE』13巻と『さくらん』と『フラワーオブライフ』2巻とちくま文庫のバートン版『千夜一夜物語』1巻購入。久しぶりに肩凝りで頭痛くなるくらいずっしり本を買ったわ…うふふ…(まんがばっかだけど)。 『BRONZE』…

平家

わーーん!義仲ー!兼平ー! という訳でとうとう木曾最期の巻。はぁ悲しい…でも超最高…。面白くて着々と読み進んできてたくさんいいシーンがあったけど、今までの中でやっぱこのくだりが一番素晴らしいと思う。日ごろは何ともおぼえぬ鎧が今日は重うなったる…

まんが

なんて素敵にジャパネスク人妻編2巻が出ていたのでいそいそと買って帰る。わーい高彬くんかっこよくなーい。うふふ。狩衣姿ってジャージにスニーカーなんだ…!(笑) 10年前のような情熱はなくなってしまったけれど、なにやらしみじみと愛しい。本誌から別花…

Comic Baton

さて引っ張ったわりには薄い内容の。許してキワコちゃん。 1.volume of comic on my Bookshelf(本棚に入ってる漫画単行本の冊数) 50冊程度。押入れになら5〜600? 2.Comic thought to be interesting now(今面白い漫画) キワコちゃんに借りた『DEATH NOT…

いろいろ

書くのサボってますが本は毎日持ち歩いてます。BDのほかに読んだもの。 豊饒の海花ざかりの森・憂国濹東綺譚草の花(全て新潮文庫版) 大学の時に手当たり次第に読んだものをじっくり読み返すブーム。当時「訳わからん…」と思ったものが今読むとニヤニヤして…

BD

借りて読んでます。ちびま○子ちゃんの住む町から遠からぬ地で繰り広げられるハードボイルド。わー素敵素敵。男前見本市。でもまだ半分だからな…。有名登場人物が出揃いかけたあたりの、楽しい盛り。あんまり好きになると読み進んだ時に思いっきりへこむ自分…

デスノ

乗り遅れまくりですが今更読みました。あーこれは面白いわ…。久々に読みごたえのある漫画を読みました(って最近ちっとも漫画読んでなかったから)。心理戦万歳。キワコちゃん貸してくれてありがとう。コーヒーにはミルク3つでお砂糖は少なくとも4つ、甘いも…

外科室・海城発電 他五篇(ISBN:4003127129)

『夜行巡査』インプットされた任務の遂行しかしないはずのサイボーグの青年がふとしたはずみに人間の女性と恋をするのだけれど結局プログラムに逆らえず自滅してしまうお話。(嘘) 『外科室』どんなストーリーかということは知っていたけど、こんなに混じり…

リチャード三世

リチャード素敵ー!あなたの寝室!ロイヤルセクハラ!←沙翁に謝っとけ?孤高の悪。滅びる時はたった一人。この王国をくれてやるですよ。ああたまんない。かっこええ。史実の年表上では十数年間にわたる出来事を、ほんの数週間くらいに感じられる戯曲にぎゅっ…

訃報

水上勉氏逝去。「桜守」「五番町夕霧楼」「金閣炎上」「越前竹人形」…どれも寂しくて悲しくて美しくて優しくて、好きでした。ご冥福をお祈りいたします。一人、また一人と鬼籍へ。どうしようもないけれど、淋しいです。

歌行燈・高野聖(ISBN:4101056013)

『天守物語』を読もうと大きな書店に行ったけれどなかったので代わりに『外科室』を買ったけれど最近軽いミステリの借り読みばかりしてたのでいきなりこの文体はしんどいかもと思ったのでリハビリのために本棚から引っ張り出してきて再読。収録作どれも面白…

ハムレット(ISBN:4102020039)

ストーリーは知ってますし、舞台でも観ましたが*1、読んだことはなかったので。言葉の生気にびっくりしました。400年も前のものとは思えない。ほんとうは原語でないとその真価はわからないのでしょうが…アホの子なので和訳でその一端をかじらせてもらいまし…

遊動亭円木

書店でふとタイトルに惹かれて読んでみました。とても不思議な本。裏表紙の紹介には「軽妙で、冷やりと怖い人情噺…」とか書いてありますが、この表現ではなかなかこの空気はわかりません。でも他になんとも説明しようがない。妙にノンフィクションぽい出来事…

千億の夜をこえて(ISBN:4086004127)

ああ、終わった……。 炎の蜃気楼最終巻。まだ全然消化できていませんが。 これを初めて読んだのは高校1年の頃でした。火輪が終わるかどうかって時期だったかなあ。これでもかこれでもかと書き尽くされた言葉の奔流に、それまでお上品な文学作品しか知らなか…

しゃばけ

大店の廻船問屋の若だんなとその身の回りの妖たちの人情推理時代劇? 若だんなはおそろしく体が弱くて周りの皆に過保護にされまくっていても、芯は強くてやさしくて、冷静に物事を考える頭のいい人。 妖怪がたくさん出てくるけどそれぞれ特性に添った働きは…

芥川賞2作

蛇にピアス(ISBN:4087746836) 蹴りたい背中(ISBN:4309015700) 家族がどこからともなく借りてきてたので今ごろ読んでみた。 へぇ…でした。←浅っ最近の人はこういうの書かはるんですね、という。心に沁みて共感は難しかったですが、興味深いという意味では面白…

えええ?!

友人から聞いてびっくり。 「なんて素敵にジャパネスク」マンガ版再開?! 花ゆめにて、人妻編を月一連載だそうで…。うわー。 これ、小説版を含めて生まれて初めて「ハマる」という感覚を知った作品でした。中学生の頃。瑠璃さんと高彬くんがそれはもう大好…

美少年学入門(ISBN:4480034269)

一度読んでみたいと思っていたら友人が購入したというので早速拝借。読書友達って素晴らしい。 中島梓は初体験。非常に興味深く読ませていただきました。私自身は以前森茉莉読んでみたけどピンと来なかったし美少年趣味もタンビー趣味もないし*1未だかつて拷…

転生(ISBN:434440324X)

ミステリのつもりで読み始めたけどSFなのかな?ミステリ読みではない*1のでジャンルの定義等はわかりませんが。 人物の造形や出来事の描写が型どおりというか妙に拙くて、移植臓器に宿るドナーの記憶…という現実離れした手掛かりにちょっと入り込みづらかっ…

きつねのおきゃくさま(ISBN:4914985276)

こんな絵本があると知っただけで、まだ読んでないのですが。ストーリー聞いただけで泣ける。今すでにうるうるしている。ラストが悲しすぎる……。 ので、いいお話であろうことはわかりきっているんですが、読もうか読むまいか、読んだら絶対感動するけど絶対落…

眼中の人(ISBN:400311471X)

先日の『六の宮の姫君』に引用されていたこの本へ読書リンク。 著者の修行時代に交流を持った、忘れえぬ先輩たち…ということで、芥川、菊池、鈴木三重吉など「有名人」がぞろぞろ出てきます。 全体に読みやすい文体でユーモアを交えつつさらりと描写してあり…

六の宮の姫君(ISBN:4488413048)

このシリーズ、面白いとは思うんだけど、どっか引っかかるのは何故だろう。 いわゆる同族嫌悪?それとも語り手の「私」が真摯な学生であることへの劣等感かしら?今回など素晴らしく正しい卒論への取り組み方、耳が痛いったらありゃしないです(苦笑) いろ…

発掘捏造(ISBN:4101468230)古代史捏造(ISBN:4101468249)

数年前に発覚した旧石器の捏造事件について、スクープした毎日側によるドキュメンタリー。 本人の心境とか動機とか、そういうのにはあまり興味がないのですが、捏造によって働き盛りの何十年かを棒に振ったことになってしまった周囲の研究者たちがなんともや…