千億の夜をこえて(ISBN:4086004127)

ああ、終わった……。
炎の蜃気楼最終巻。
まだ全然消化できていませんが。
これを初めて読んだのは高校1年の頃でした。火輪が終わるかどうかって時期だったかなあ。これでもかこれでもかと書き尽くされた言葉の奔流に、それまでお上品な文学作品しか知らなかった16やそこらの小娘の精神はひとたまりもありませんでした。以後、20歳くらいまでの私にこれほど強烈な影響を与えたものは他にありません。そういう意味で、これは私の中で一つの時代の終わりかしら…とか大層な言い回しで考えてみたり。
もちろんエンタテイメントとしてもたくさん楽しませてもらいました。明後日から一週間ほど東北方面ミラージュツアー(締めは横アリ。ちゃんぽん。)で、5年ぶりの上杉祭りにも行くのですが、米沢はさぞかし複雑な顔の娘ごに満ち溢れていることでしょうね……。