美少年学入門(ISBN:4480034269)

一度読んでみたいと思っていたら友人が購入したというので早速拝借。読書友達って素晴らしい。
中島梓は初体験。非常に興味深く読ませていただきました。私自身は以前森茉莉読んでみたけどピンと来なかったし美少年趣味もタンビー趣味もないし*1未だかつて拷問にときめいたことないし*2男性修行も足りないらしく、美少年に関しては、熱く語る人々に「そうそう、そうやねん!」とはなりませんでしたが…その他の部分については、納得させられることも多々ありました。展開される理論にいろんな人を当てはめて、ほほうと感心したり首をかしげたり。こうやってどうでもいいようなことを分析するの、面白いな。
でも昔の本なので、登場する超有名らしい美少年たちが誰なのか全然わからない…。芸能人も、もうみんなオジサンになってるしな〜(笑)。まぁ著者が、時代も本人様の考え方も変わってることを承知で出版してはるから、いいのですが。
出てくる本の中で読んだことがあるのは『摩利と新吾(ISBN:4592882016)』だけでした。これ、感動した!花のお神酒徳利。私がめちゃくちゃ弱い「2個いち」パターン。鷹塔摩利くん大好きでした。これまためちゃくちゃ弱い「影」「陰」サイド。情熱的なのに理性の人で(しかも鉄壁)、男で頭が良くて意地っ張りで、誰もが羨むものを全て持ってるのに、自ら望むたったひとつが手に入らない。一番近くにあるのに、手に入れることだけはできない。切ないわ。辛いわ。悲しくて幸せな結末には大泣きしました。ちなみにこのマンガ、友達とJ事務所でキャスティング考えてみたらすごーく楽しかった(笑)。

*1:裸族で七輪にカニ乗せてもずく酢食べてるコーイチさんラブ。

*2:痛そうなのキライ。可哀相なだけ。