いろんなステージの話

先日お友達にポルノグラフィティのライブ＠代々木に連れて行ってもらいました。マイナーコード×キャッチーが好きなので、ポルノにはサウダージとかアゲハ蝶とかメリッサとか色々ツボな曲があって、何枚かCDも持ってるのです。ライブこそ行ったことありませんでしたが、雨メロやビロードあたりを好む琴線に触れるのです。
生で聴けて嬉しかった〜。ハルイチさんのギターメインのシーンもテンポよくて飽きませんでした。Eさんありがとうございました！10周年のベスト盤をベースにしたツアーだそうで、セトリがとっても初心者に優しくてよかったです。豪華豪華！（コアなファンの方々はどうなんでしょ？「全抱きもいーけど若干飽きたよまだやったことないアルバム曲もカップリング曲もいっぱいあるじゃんそれ聴いてみたいよ」とかならないのかしら）普段岩陰にじっと潜んでいる私ですが、がんばって皆様に合わせてもそもそ動いてみました。うん、これはこれで楽しい、かも（笑）。
ポルノは2人ともかっこいいですよねえ。シラタマさんもかっこよかったし。アキヒトさんがあんなに広島弁全開でMCしはるとは知りませんでした…びっくり。あと喋らはるともっそいカミカミやった…かわゆす（笑）。　ア「みんなノリがええねえ？みんなが俺達を乗せよるから、序盤なのにもう髪がぐしゃぐしゃです。（ハルイチさんを振り返って）どうなっとる？直して？…口頭で直して？」　ハ「……。ズレとるよ」　ア「えっ、ズレとる？！パッチンし直さにゃいけん」なんてやりとりになんだか既視感をおぼえてみたりｗ　ていうかデタラメ広島弁すいません。わかりません。ちなみにMCだからって至近距離で喋ったりしません。普通にボーカルとギターの位置のまま。サポートミュージシャンが休憩取りにハケたりもしません（笑）。「口頭で」って言い直したのがちょっと面白かったなー。遠くて表情まではわからなかったけど、「…まさか直しに来いと？」「あ、違う違う」って空気でも流れたんだろうか。キンキちゃんなら「直して」言われたら何の疑問もなくはいはいと手を伸ばしそうだ。そして多分、綺麗に直してあげる剛さんと、嬉しそうにぐしゃぐしゃーってする光一さん。
キンキちゃん以外のライブって殆ど知らないんですが、なんだろう、すごく空気が明るくてオープンでした。ポルノも30代男子2人のユニットですが…世界が閉じてない。じんねりしてない。誰も入れない2人だけの夢の中感とか全くない。わ〜全然違う〜（笑）。すっごく楽かったけど、特に萌えない。特に萌えないけど、とっても楽しかった☆
というわけで違ったとこ列挙。

・始まる前もカメラが客席を回ってモニターに映し出してお客さんいじり。おお楽しい。いやそんなんキンキコンでやられたら死ぬるけども。
・あら、広い会場なのに誰も双眼鏡持ってないよ？
・アリーナだけど誰も高い靴履いてないよ？むしろジャンプのために、ヒールをスニーカーに履き替えたりしてる。ええっ逆じゃないの？
・ファンは、図書室からだけでなくバスケ部とかソフトボール部とか軽音部とか吹奏楽部とかからも来てそうだ。
・頭の上でツアータオルを振り回す振付があるからステージが見えなくなるけど誰も怒らない。
・天井から風船が降ってきて皆拾って振り回すからステージが見えなくなるけど誰も怒らない。
・アンコール後、2人がまだステージで手を振っているけど、混雑するから引き上げようか…とわらわら帰り始める。ええっ、最後の最後まで何しでかすかわかんないから目を離せなかったりしないの？
・MCが短い。来し方やファンへの感謝をさらりと語る。「あー、そーいやこないださぁ、テレビ見てたらさぁ」とか言わない。「かんさい、でんきほ〜あんきょーかい♪」「それ東京のお客さんわからんやろｗ」とか一切言わない。
・忍者ごっことかマジーごっことか便器ごっことかありえない。
・MC中にカメラがずっとそれぞれをアップで追ってたりしない。
・モニターで全曲にわたってものすごい「俺達推し」の映像を流したりしない。
・2人の横顔がほんの指数本分の距離で向かい合ってる映像を出したりしない。
・ましてやそれぞれから放たれた赤い珠青い珠が中央でひとつに重なり融け合い金色に輝いたりしない。
・ゾウさんとリスさんが愛を育んだりもしない。
・ゾウの背中には羽根はない。
・10周年ライブだけど、だからといって「良いお式でしたね…（嬉涙）」感は全くない。
・10周年ライブだけど、白の勝負タキシードにコサージュでキメてきたりしない。
・かたや裾の翻るロングジャケットとストレートのパンツ、かたやウエストを絞ったショート丈ジャケットとヒップに沿ったラインのパンツ、というコーディネートで体つきの違いを強調したりしない。
・普通にずっとTシャツとジーンズです。
・ラブソングを歌ったからといってうっかり「うわ…なんだか2人のことみたい…」とか全く思わない。
・本人達も「僕たちの関係を表すのにぴったりの曲かなと思います」とか宣言してラブソングを歌い上げない。

やっぱりキンキちゃんは堂々と神々しい、誰にも似てない唯一無二のfutariだと思うよ！この分野の第一人者、ただし第二人者以降は存在しない、みたいな！
…結局キンキちゃんの話ですいません。でも何をしても「にしても早くキンキちゃんのライブが見たいですね＞＜」と思ってしまうのです。去年のあの幸福を知ってしまったらもう我慢できないよう＞＜

話は変わりまして。先日ラジオが発端となって男性バレエダンサーの付け○○○がどうのこうの言うてましたが。その数日後、バレエ好きの同僚に「今ちょうどバレエのDVDが友達から返ってきたんですが…よろしかったらめいさんもご覧になりませんか？」と全く悪気なく微笑まれてしまいました。ちなみにその同僚はとても善良なので、「あの股間てぶっちゃけどうなんですか？」とはとても訊けません。というわけで、何の因果か、王子の××が気になる度数がMAXの状態で初クラシックバレエ鑑賞となってしまいました。うーん。すいませんすいません。
演目はくるみ割り人形（英）と眠れる森の美女（仏）。くるみ割りのクララがすっごく可愛くて、ううう…千花ちゃん…と泣きながら見てしまいました。嫋やかな六花ちゃんの強さもいいけど、千花ちゃんの明晰で硬質な強さが好きでしたよ私は…めそめそ。眠れる〜もとても華やかで美しかったです。これのフロリナ王女は六花ちゃんがかわいく踊ってましたねー。どこが難易度の高い振付なのかとか、全然わからないながら、なかなか面白かったです。1回くらい、生のバレエも見てみたいかも。
…でもやっぱり気になるぜ王子。この上着の短さ、この腰から下のライン全開のタイツ、わざとアピールしてると言われてもしゃーないよなぁ。脇には長めの上着の男性もいるし…。そこも含めての脚線美なんだろーか。ちょっとわたくしにはまだ至れない境地であります。

あと、最近2回ほど寄席に行ってみました。友達がタイガー＆ドラゴンをお薦めだよーと貸してくれたので、それがきっかけで。新宿末広亭と、浅草演芸ホール。ああなんだか…とても平和で大らかな娯楽だなぁ。客席にはお年寄りが多いけど、ちらほら若い人や子どももいて、皆暢気に笑ってる。ほっこり（もっこりじゃないほう）。高座に上がる人達を見て、いろんな人生があるもんやなぁ…と思ったり。噺家さんによって、さぁ演じますよ！って感じだったり、マクラからする〜っと雑談みたいに聴かせてくれたり、色々雰囲気が違うのも興味深いものですね。機会があったらまた行きたいなー。
タイガー＆ドラゴンも面白いっすね！D×D見てたんで何気に懐かしい組合せ（笑）。かっこいいなぁ2人。ベイビーはこういう真っ直ぐで熱くてお勉強はちょいと苦手なチンピラがめちゃめちゃはまりますな。オカダくんは、地味で暗くて面白いこと言えない子という本人イメージがあるので（ヒドイ！）、こんなテンション高い役やってると笑いそうになっちゃうけど、でも割と虐げられてる役だからそこは合ってるかもしれない（ヒドイ！）。あおい優ちゃんとのどつきあいが楽しくて、この2人が付き合うことになるんかーと思うとほのぼのします。ベイビーの兄貴分が新婚生活を語る中に出てきた「男物のシャツは女が着るべきだ」という名言にはいたく感動しました。なるほど目からウロコ。