嫌われ松子の一生

楽しいのかと思いきや。確かに笑うところはたくさんあるし、演出はきらきらくるくる賑やかで楽しくて好みなんだけど、すごく悲しかった。父親の笑顔が見たくて変な顔をしてみせるところなんて悲しくて悲しくてしょうがない。
松子はどこで間違ったんだろう。わからない。どこでも間違ってない気がする。盗難事件の時の行動は確かに間違ってはいるけど、追い詰められたときに適切な対応ができないのはやっぱり求める愛情を得られなかった育ち方のせいに思える。子どもの時に100%の愛を注がれなかったためにできてしまった傷は、後から埋め合わせることはできないんだろうか。


キャストが面白かった。
・妙に大河色の家族(香川照之柄本明
谷原章介がものすごく谷原章介だ。
・おおおおまえ劇団ひとりのくせに中谷美紀とー!!
・武田さんは黄泉の帝王よりヒモのほうが似合う…
・あら色男なチンピラ、かわゆい、と思ったら伊勢谷友介だった。しまった(?)
光GENJIって。
・そして内海(事務所の問題?原作どおり?)。
・おいしい片平なぎさ
・松子はすごくかわいい、いい女。初々しい女先生時代もきれいだしハッピーウェンズデイ歌ってるときもかわいいしりゅうくんと暮らしてるときも美しい。