EndlessSHOCK
2階の最前列中央だったんですよ…
ほんとにど真ん中。去年一昨年、ラダーフライング見て「わーあの2階、あんなふうに座長が近づいてくるの見たらその場で死んでもええやろなー（笑）」とか思っていたら。チケット見て「……」。さらに先週の1回目で2階に着地してるのを見てさらにさらに「………」。席についたら、目の前に、見慣れない滑り止めの板がさりげなく設置されてるんですよ…。コ、コレハ…（滝の冷や汗）。
だってもう金色の座長が「かぁざぃのーよーがなっふぁいんでぃっあいのーよがなっめいきっ」って真正面とはいえそれなりの距離しかもスモークで霞んだ向こうにぶらさがってるだけで手がぶるぶるしたよ…。屋上シーンくらい離れてやっとちょっと落ち着いて見れる…。目の高さで見る座長は心臓に悪いです。
そしてラダーフライング、最初にふーって飛んでくるとこですでに「ヒー！」ですよ。そんな中にも梯子から梯子に飛ぶときに歯をくいしばる顔がはっきり見えて「うう（涙）」と思いつつ。で、天井からするすると目の前に棒が降りてきて、飛んできた座長がそれを掴んで、着地。ひーー。あうあうあ。なんだかとんでもなく凄まじい美貌の人が1mない距離に！息止めて大きからぬ目を見開いて首すくめて背もたれにぎゅうぎゅう張り付いて固まりましたよ…。前のめりとか絶対無理。有り得ない。周りの空気吸おうとかとんでもない（笑）。口が開かないようにするので精一杯。心臓止まらないようにするので精一杯。ぼんやりした頭で「こんなに近くでこんなに長い時間見られる機会なんてもう一生ない…ああ汗かいてはる…ほんまに首にほくろがあるわ…」とか考えてました。長い時間って、数秒だったはずですけど。今まで1階の通路際の席になったことは何度かありますが、その通路を駆け抜ける座長を0.3秒間至近距離で見ただけで畏れ多くて目がつぶれそうでしたのに。その場でしばし静止だなんて、事故の瞬間みたいにスローモーションでしたよ。人間が極度の緊張にさらされたときに起こるというあの現象。座長がまたふーっと飛び去ってゆかれたときにはくたくたでございました。もうわたくしほんとうにあのまま死んでも悔いはなかったわ…。
それにしてもあんな鬼気迫る美しさの人をあんなにたやすくにひゃ〜っと笑み崩れさせる剛さんは偉大だわ。逆にあんなややこしそうな人をいとも簡単に乱暴に可愛がる光一さんも偉大ですけど。やーコンビってすごい。
さて稀有な体験の話はこれくらいにしまして。
・1幕の座長は髪が右分けでした（こないだ左分けだった）。なんとなく右分けが落ち着く…右の人を向いたときに顔が全然見えなくなる感じが（笑）。幕間にお風呂入るから2幕はサラサラで。
・本当に本当に、コウイチが登場するなりその後のことを思って辛い……ううう。何で死ななきゃならないの。
・リカのアニメ声は全く気にならなくなりました。コウイチを対等な立場で愛してるんじゃなくてほんとに見上げて憧れてただけなんだなー、何もわかってなかったんだなーということが何故かふいにすとんと入ってきて、そしたら声も可愛く思えました。前回テンション下がるとか書いてごめんなさい…。新しい演出なのか前回私の席から見えなかっただけか、皆ではしゃいでるシーンでコウイチの足にずるずるしがみついてたり（…何してるんだ？）、コウイチに飛びつこうとしておでこをガッと掴んで封じられてじたばたしてたり、かーわーいーいー。操り人形かイッツアスモールワールドみたいなチャイナダンスもかーわーいーいー。…セクシィフラメンコドレスとシェイクスピアだけはやっぱあんまり似合っていない気がいたしますけれど。
・私はAMERICAと亡霊王が好きすぎる。ジャングルの生着換えや腹筋や大胸筋や上腕よりAMERICAが好きなくらい。ああきらきら。ああコウイチ…。絶望して死ねー！（濁点略）の座長は素晴らしく活き活きしてますよね。
・ジャングルをオペラグラスで見てたら鳩尾のちょっと下、左寄りに小さな（ジーザスの絵の脇腹の傷くらいの…）赤いオナカのキズが…？なんだろう？
・座長は「飛んできた矢を掴み取ったふり」があまりに巧い。
・戻ってきたコウイチが、みんなどうしてるかなって気にかけたり早く次のショーをやりたいってこれからのこと考えたりしてるのを見てまたほんとに辛い……なんで死んじゃってるの…！
・真相判明のシーンのトウマとリカがすごくいいと思います。トウマの足掻きとリカの成長が特に。
・ああコウイチ…！（泣）I say good-bye to yesterday...and meだなんて、なんて切ない歌詞。全幕中でこの歌詞が一番ぎゅっと来る。
・でもフィナーレを待たずに夜の海で「その時」が来ていいのだろうか…？
コウイチを死なせるのはどうしてかとか今立ち止まったらそこで終わりが来ちまうってどういうことかとか1幕の2度の諍いが起こったころコウイチは何を目指していたのかとか、私にはいまだ色々と掴みきれていないことの多いEndlessSHOCK哲学なので、もうしばらく考えたいと思います。答えは出なさそうですが…。
