澤崎水産

小樽です。春に北海道旅行してきました。
いつぞや、光一さんソロを見に単身札幌に乗り込んだときに、ついでに半日観光しにきて以来の小樽。
その時に記念半分実用半分で買った北一硝子の醤油さしを気に入っていたのですがうっかり割ってしまい、また欲しいなあ、でも通販とかないんだよなあ、と思っていたので来られてよかったよかった。
旦那は旦那で、学生時代に家族旅行で来た時に、海鳴楼で「いつかのメリークリスマス」のオルゴールに大層心ひかれ、ほしい、でもお金が無い、でもほしい…と散々悩んで諦めたそうで(彼は貧乏男子学生であった)、今回ついに手に入れることができて喜んでおりました。
過去の自分の願いを叶えてあげて遠い昔の己を慰めるのは切なくも心満たされるものです。


さてその海鳴楼の店長さん?に、お昼にお勧めの海鮮を尋ねたところ、ものすごく前のめりで猛プッシュされたのがこの澤崎水産。
「あそこのを食べたら他で食べられない!びっくりするよ!ひっくり返るよ!後ろの壁に頭ぶつけるよ!」
ははあ…では行ってみます。


お店は、運河に面した出抜小路という屋台村?にあります。こんな観光用エリアっぽいところにあるのがほんまにそんなええ店なんかいなと半信半疑で訪問。看板の前に立った瞬間、中の大将に大声で呼び込まれたので、観念して入りました(笑)。
「随分スッと入ってきたけど、ここ初めて?」
「いえ、海鳴楼の方に教えてもらって…」
「あーあの人うちのお客さん!初めて食べた時びっくりしてひっくり返っちゃったから!後ろの壁に頭ぶつけてたから!」
どないやねん。


お品書きはウニ丼カニイクラ丼いろいろありますが、お勧めに従って、2人とも海鮮丼2800円をお願いしました。
いやもう、用意する間、大将喋る喋るw自分とこの海鮮がいかに素晴らしいか熱く主張し続けていらっしゃいます。水産会社の直営で、北海道の中でも海産物の美味しさでは格別の根室(そうなの?)から直送の素材を扱っていて、ネタに自信満々のご様子。


出てきた丼は、確かに艶めく海鮮てんこ盛り。食べてみると、ほんとにめちゃくちゃウマー!
特にウニやイクラが素晴らしいです。臭みぜんぜんない!ひたすら甘くてうっとり。ほたての貝ひもというのも初めてちゃんと食べましたがコリコリして美味。カニの身もはち切れんばかりにぷりっぷり。
ああこれはおいしいわ…しかし大将強烈だわ…


最初、観客は我々だけだったんですが、食べはじめた頃に次の夫婦連れがやってきて呼び込まれた時は「イエス!標的が移った!」とちょっと思いましたw
いやでもほんと美味しいので、小樽に行かれる方は是非。そのあと函館でお寿司も海鮮丼も食べたんですが、充分おいしいはずなのに、これのために影が薄くなっちゃいましたから。