樫舎

奈良町界隈の和菓子屋さん。
場所をうまく説明できないので、奈良の道を知ってはる前提で不親切な案内をいたしますと…東向→餅飯殿→下御門と南下して広い道に出たら左に曲がって一つ目の角。または、采女神社の前の道を猿沢池ぞいに南に歩いてそのまま率川渡ってどんどん南下して広い道に出る角。



季節の生菓子とお抹茶のセット、ならびに、かき氷。
うわぁめちゃめちゃ美味しいぞ><
奈良にしては少々高いですけど(笑)。確か800円くらいと1000円くらい。
「みよしの」という名の生菓子は、餡を葛でどうかこうかしてあるらしいです(…)。見た目は薄皮のきんつばみたいで、感触はういろうみたいですけど、どっちとも全然違いました。初めての食べ物。餡がそれはそれは上品でおいしいです><


あと写真ではわかりづらいですが、お干菓子が鹿さんでした〜。


かき氷は濃厚な抹茶蜜、中に餡と白玉・よもぎ玉(?)。ウマー。


四国の和菓子屋に生まれたご主人が究極の餡を求めて全国を放浪していたところ、菊屋の餡に出会い衝撃を受け、何度も頼み込んでようやく弟子入りし修行を積んで、後に独立して春日大社にお菓子を納めることを許され、わりと最近になって春日大社の力添えでお店を構えることになった…とやらいうお話し。ソースは噂なのでどこまでほんまか不明。菊屋は大和郡山の老舗でございます。確かに癖のない上品な餡は美味しいし、京都よりリーズナブルでええこっちゃと思って日ごろ気軽に食べておりますが、そんな全国一レベルだったのか…知らんかったー。次からはもうちょっと有り難がろう。

食べてたら、ご主人と、知り合いらしきお客さんの会話が断片的に聞こえてまいりました。お客さんは、東大寺春日大社に関わりがあるらしいおじさん。
客「先日はどうも」
主「どうもどうも」
客「あの後、東大寺の○○さん(東大寺の偉い(?)お坊さんにそういう名字の人いるなぁ)にお会いして、ドーモトツヨシのライブご一緒しましてね」
主「ああ、薬師寺さんの」
客「ツヨシくんも喜んでましたよ」
主「そうですか、ありがとうございます」
…みたいな流れに聞こえたので、もしかしたらツヨさんもここのお菓子を食べる機会があったのやもしれません。