ベガーズ・オペラ

ぎゃー!うちのさんちょうかっこいい…。あかんあかんやばいやばい。女の子はかわいいけど我が身はもっとかわいい色男、人生は上々陽性アウトロー、でもしょっちゅううっかり女で失敗。パンフレットで「汚なゴージャス」衣装とデザイナーさんはおっしゃっていたけどまさにそんな感じ。あれです、多分ジョニー・デップの海賊姿モエと同じ構造だと思います。カリビアン見てないけど。

何これめちゃ面白い!というお芝居でした。役者さん演じる乞食の役者さん演じる劇中劇…という仕組みで。自由でエネルギッシュ。なんと言ったらいいのかわかりませんが、観ながらずっとにこにこしてました。小悪党の楽しさよ。私がレミゼの娼婦達の場面は苦手だけどエリザのマダムヴォルフのコレクションは大好きなのは、前者は貧窮問答歌的に嘆いてるのに対して後者はなんだかんだで底辺生活を気に入って強かにやってるからだと思うのですが、このお芝居は後者だと思う。


橋本さんすてき高嶋さんすてき森公美さんすてき村井さんすてき島田さんすてき笹本さんすっげかわいいもう全員書き並べたい。

内野さんと目が合ったよ。ほんとだもん。まんま痛い子の発言だけど思い込みじゃないもん。いっぱい客席に絡むお芝居なんだもん。手ぇ取られる人とかもいるんだもん。ステージサイドの特設席にいたんだもん(好き!とは言われてないけど。なんだったか問い掛けられながら、びしー!て指さされたよ>キワコちゃん)。島田さんにも話し掛けられたもん。ステージサイド席、舞台を真横から見るのでたびたび今何が起こってるのか見えなくはありますが、そしておしりが痛いですが、楽しい席でした。軽くサプライズな、ちょうどいい感じに役者さんたちが絡んでくる*1。休憩時間にも役者さんたちは役になりきったまま(つまり劇中劇のオペラを演じる乞食さんを演じたまま)ロビーや席をうろうろしていらっしゃったようです。軽食とって中に戻るとき「あらおじいさんのお客さん…」とすれ違おうとしたら「うわ村井さんや!」と。


「あんたはあたしを愛してない…けど感謝はして」という島田歌穂さんが素晴らしかったです。ルーシー派なんだけどなあ*2、マッコリは咄嗟にポリーとくっつく結末にしちゃったなあ(笑)。

*1:でも大人だから誰も「ぎぃああー!」とか叫ばない・笑

*2:エポニーヌと共通するものが、というキワコっちの意見に納得。