一般人と私

土日は大阪の友達が来ていました。彼女はかつての同級生であり、ミラジェンヌ仲間*1
彼女は芸能界にはまるで疎く、かつて私がきんきに転げ落ちたときも「黒髪で丸顔で背の低い方が弟?」などとのたまったので、テレビもあまりみない子なのだと認識していました。その彼女が、久しぶりに会う私に「去年くらいに歌の大辞テンで見たきんきの曲がかっこよかったから聴かせて」と言うのです。おやまあ喜んで。でもその曲がどれかわからない。
「タイトルきいたら思い出す自信はあるねんけど…」
「どんなイメージのタイトルか覚えてない?」
「英語だった」
「アニバーサリー?」
「いや違う、2語と思う」
「2語ぉ?あったかなぁ」
「黒い服着て踊ってた」
「黒…薄荷キャンディー?」
「違う」
ビロードの闇じゃないよね?」
「違う…」
どうしてもわからないので家についてからKISSを2枚出してきて曲目を見せる。でもぴんとこない様子。
「まさかファンタスティポ?」
「いや、それが騒ぎになるもっと前」
「ええー?だって歌の大辞テンならシングルしか歌わないしそこに入ってるはずだけどなあ…」
「あ、もしかしたら髪長いほう1人だったかも」
「…長いほう?」
「あー茶色いほう!こっち!(ジャケ写の光一さん)」
「えーありえないよ、ソロデビューしてないもん。……もしかしてMステ?」
「ああっそうかも!」
「てんぱらめんたるふーる?」
「それだー!」
予想外!!


いやあれはファンしか覚えてないときめいてないと思ってました。あーびっくりした。そうきたか。でも嬉しい。めでたくオマケCDをダビングして当該Mステも見せることができました(ちなみにミスったのには全く気づいてなかった。)。そして「他にもなんかきんきのいい曲ちょうだいー」というのでシングルアルバム全部出して視聴してもらいました。これいい、これもいいねと移してるのをみて私と音楽の趣味丸かぶりと判明。マイナーコードで速めでキャッチーでメロディアス。いいね、そういう在庫いっぱいあるよ!でもできれば今後は買ってくれ!部屋中にCD広げてあーでもないこーでもないと楽しかったー。でも本人ファンにはならないんだよな…私の周りはきんきちゃんの曲ファンばかりで本人ファンがいない↓。いや別にええねんけど。予期せぬところから好きコールをいただいて、ちょっと幸せでした。

*1:梅田のまん○らけのしかるべき棚の前にいた先客が彼女だった。そっと声をかけると彼女はこの世の終わりのような顔で振り返った。しかしすかさずカムアウトすると見交わす我々の目の間にあたたかい灯がともったのであった。(何の話?)