GODSPELL

東京芸術劇場

帰国して、たまりまくった各プレイガイドのメルマガをぼへーと流し読みしてたらふと目に留まったこれ。「秋山エリサ嬢(かのMA・秋山純の妹…」とあって、おお!噂の妹君か!と真面目に読んでみたらジーザスとユダ云々となかなか好みそうな感じだったので即購入した。あああ土日は引きこもって時差ボケと微熱と胃痛を治すつもりだったのに。
なんだか大変自由で熱気にあふれた舞台でした。楽しかったー。ストーリー的には、洗礼者ヨハネのもとにイエスが現れて、人々に良き信仰を説いて、パリサイ人との討論会があって、ユダが裏切って、処刑されるまで…らしい。良きあり方を示すところを、わかりやすく面白く楽しく子供でもわかるように演じてるのがメインなのかな…??わかりやすくといっても聖書のエピソードを全く知らなかったら聞き取るのは大変だったかもしれない。最後の晩餐のジーザス、ゲッセマネジーザス、十字架のジーザスは胸に迫りました。熱演。…でもちょっとちょっと唐突で…今までの明るい講義からの流れが微妙だったかも?ユダが裏切る過程も…比べるのもなんだけど、『ジーザス〜』みたいによくわかったわけじゃなかった。何故か急に裏切った、みたいな。暴走しかけたジーザスを止めるシーンはあったけど。『ジーザス〜』を見てるから、こんな感じなのかな?と自分の中で補完はできるけど。磔刑〜ユダの自殺までのクライマックスの演出は素晴らしかったです。

ジーザス役の新納さん、真っ直ぐで純粋なジーザスを好演されてました。十字架の上で天の父に訴えかけるところは悲痛でした。お名前の読み方がわからなかったのですが、パンフをみてみたら「ニイロ」とおっしゃるらしい…ってニイロさんてエリザ初期のトートダンサーのお一人やん!あらまあ。

ユダは大沢樹生氏。ああ最近WSで何度も見たお顔だ…(あああ)。アドリブ自在のトリックスター的役割のよう。ロングコート姿もお素敵です。でもなんで二幕の頭でオカマショーな扮装してんの?!どういう意味が?!目の粗い網タイツとTバックをお召しなので思いっきりお尻出てますYo。うーん何だったんだ。強烈に記憶には残ったけれど。あとヨハネとして登場したと思うのだけれどいつのまにユダに??


さて秋山エリサちゃんはものごっつい美人でした。そしてアッキーと同じ顔でした。すげーめちゃそっくりだ!でもちゃんと美女なんだけど!秋山家のお祖母様はフランス人でいらっしゃるのですね。そうよね、どう考えても日本人だけの顔じゃないよね。最初はセーターにジーンズという目立たない格好ですが(でもはっきり見える美女顔)、次に露出度高いセクシー衣装で登場してくださいます。いいもの見た…。ていうか視線あわせて話しかけられてしまった。この舞台は、出演者ががんがん客席を歩き回ったり自由に色々話しかけたりする楽しい演出がいっぱいなのですが、目の前にきて隣のキャストとダイエットの話をしてるエリサちゃんをじーっと見てたら「見られるとやっぱ痩せますよ〜ミニスカートがおススメ!」とか言われてしまいましたよ。がくがくとうなずいてみる私。びっくりした…。そうそうアカドクロにも出演されてたそうなので、以前にも網膜には映ってるはずなのですが、その時はご兄妹だとかは知らなかったので全然気づいてませんでした…。でも今回まじまじと見つめてとっても可愛かったので思わずファンになりましたよー。