レ・ミゼラブル

走ったら職場から10分で着いてしまった帝劇…なんてこったい。D24という数字もなんとなく嬉しく思える2階席。わーここからラダーフライングみたらさぞかしいい眺めだろうな。そして久々に思い出したけど帝劇の2階ロビーってこんな広かったんですね(笑)。

本日、山口さんバルジャン今さんジャベール……で、あっ森クミさんだぁ。J☆Wでは光一さんを可愛がってくれてありがとう!箱根では若い2人をからかってくれてありがとう!…閑話休題、超有名なこの作品ですが、私の予備知識といったら小学生の頃読んだ『あゝ無情』の朧げな記憶、「ジャン・バルジャン」「銀器」「コゼット」「銭形警部ばりにしつこい警察」「母は娼婦のファンテーヌ」「革命家アンジョルラス」くらいの単語しか持ち合わせがなく、大丈夫かいな…と思ってたのですが、いやもう全く問題なく感動でした。
始まって10分足らずの銀の燭台で既に泣いてました…。早い早い。だって山口さんの歌声が素晴らしいのは当然として、司教さまの声がすごい優しかったんだもん。そこからはずっと「私なんか情緒不安定?」って心配になるくらいに最後まで泣き通しでした。もうどこがどうとか言われへん。一人ひとりの物語も素晴らしいし、集団の物語もいいなあ。もう一回チケット取ってるけど、その前にもまた行きたい…。都合つくといいな。

カーテンコールも長くてサービスたっぷりで楽しかったです。劇中、細々と笑える小ネタがあったようなのですが、初見の私は全体把握で精一杯でそこまで拾えなかったのが残念だったかも。まぁあたりまえですけども。2階席の後ろの方には中学生の団体さんが来てました。帰りにロビーで「途中からぜんぜんわかんなかったー寝ちゃった」とか言ってる子もいました。ええいそこへ直れこの罰当たりが!(笑)いやいや人それぞれツボは違うからしょうがないですけどね。彼らの中に一人二人でも舞台の魅力に目覚めた子がいてくれればと思います。