喪服の似合うエレクトラ

新国立劇場。チケットを戴いたので「超有名な女優さんを見にいこ〜」くらいの軽い気持ちで行ったのですが。ひどく重く、かつ強烈なお芝居でした。能天気な仲良し両親の手で暢気に育てられた私には受け止めきれませんでした…あああ…。
私が舞台に求めるものはやっぱりある程度のエンタテイメント性なのかな…。私の中で、興行を見にいくこと=ハレの行事という感覚が根付いてるのかしら。それとも単にアホなだけか。その説有力だな。ああでも演劇というものの性質にもよるかもしれません。これが本なら、自分のペースで何度も噛み砕き反芻することができるから、まだ受けいれやすいと思うのです。舞台だと、私が付いていけてようといまいと容赦なくその世界観が降りかかってくるので。特にこんな風に、長い長い激しい台詞を畳み掛けるように3時間以上にもわたって繰り出されたら…どうしたらいいのかわかりませんでしたorz。
大竹しのぶさんはものっっすごく怖かったです。ブルブル。