ロズギル

※まず演劇通の皆様に謝ります。ごめんなさい。

ハムレットについてちょこちょこ調べているうちに、大変興味を引かれる舞台の存在を知りました。『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』。『ハムレット』に出てくるハム王子のご学友で、突然呼び出され叔父王と王子の両方から利用されてあっさり死んでしまう、脇役のローゼンクランツとギルデンスターン。その2人を主役に持ってきて、悲劇『ハムレット』を裏側から喜劇的に描いたストーリー…なのかな。「主役級」の人間たちが巻き起こすストーリーに為す術もなく翻弄される「脇役級」庶民。って見てないのでこれであってるのか不安ですが、得た情報を総合するとこんな感じかと思われます。

あちこちで観劇記を読んでみると、生瀬さん&古田さんが関西弁の掛け合いで演じたロズギルがとっても面白そうなのです。これの公演情報、毎日近鉄の車内広告で目にしながら通学してたくせにどうして観とかなかったんだ私のバカ!当時は『ハムレット』を観たことがないどころか舞台にすら興味なかった頃なので、言うてもしゃあないですが…。

で、観てもいない戯曲についてこんなこと言うのもなんですが、これキンキで観たい。めっちゃ観たい。剛さんと誰か演技派のジュニアくんとかでロズ&ギル役を面白おかしくやって、光一さんには思いっきり非日常な復讐悲劇を生きるハム王子を演じてもらって。
これなら、演技の質も似合う衣装も全然違う2人が同じ舞台に立っててもおかしくない…むしろ違いを生かせるかも。ツヨさんは笑いや細かいお芝居にこだわればいいし、光一さんは様式美を追求すればええやん。守備範囲内やん。だ、だめかしら。グローブ座で。ねぇ社長さま。