修学院離宮・桂離宮

puchimei2004-03-23

ハシゴしてきました。
修学院は鄙びて静かな感じ(でも「隣雲亭」からの眺望は壮大。法皇の座にある人がここから眺めればさぞや「私の都」を実感したことでしょう)、桂は明るくて修学院より人工的な雰囲気でした。
今は毎日イナカへ通勤してるので、どちらかというと桂の方に心惹かれました。修学院の紅葉が素晴らしい頃に来たらまた違う感想かもしれません。
どちらも、室内の調度がモダンなデザインだったのが意外で印象的。(写真は修学院離宮客殿の霞棚)
しかし情けないですが正直なところこれらがどう素晴らしいのかよくはわからないのです…。美しいとは思いますし、目線が計算し尽くされているなどの説明を聞いて、へぇ〜すごいものやねと頭では関心したのですが。見る目を持つには程遠い(寂)。
ドイツ語を話す外国の方が来てましたが、ヨーロッパの王族の館とは趣がまるで違うから、興味深いだろうなあ。見学の最初に説明ビデオが上映されるのですが、英語字幕が随分おざなりでしたし、見学ツアーのガイドも日本語のみなので、もうちょっと外国からのお客さんに親切にしてもええんちゃうのと思いましたよ。
また、撮影に夢中になるあまり芝生に踏み込んでも気付かない奥様方、建物をよく見ようと知らず立ち入り禁止区域に入ってしまうお年寄りなどが少々気になりました…。悪気はなくても、公開すればやっぱりどうしても場所は荒れてしまいますね。保存と提供のバランスは難しい。