ジキル&ハイド

日生劇場。初めて行ったけど妙に広い吹き抜けの不思議空間。

おもしろかった。鹿賀丈史さん、すごい迫力だった。いかんともしがたく「青年」医師には見えないけど(言うな)。
一見気丈で妖艶だけど実は弱くて純粋でかわいいマルシアさんと、一見お嬢さんだけど芯の強い鈴木蘭々さん、どちらもよくて、対比も面白かったです。
キャストをちゃんと認識しないで見に行ったんですが、休憩時間にパンフみたらアターソン氏は石川禅さんだったんですね。適度にかわいく適度に男前、衣装もお似合いの素敵紳士だわとときめいていたのだけど石川さんだって気付かなかった!どこかの若い人かと思ってた!2幕でじっくり観察したけど陛下と同じ人に思えないよー。また石川さんの変身術にやられた。

原作を読んでないからよくわからないんだけど…真面目で親思いでやや天然のジキル博士と、ひたすら人殺しのハイド氏は、同じ人格の中の2つの面が分離したものなのよね?ハイドはどうしてルーシーを殺したんだろ…ジキルへの嫉妬?それともジキルの中にもそういう願望が潜んでたってこと?ハイドが全く人間の言葉が通じない極端な「悪」なのでちょいと混乱いたしました。