エリザベート

puchimei2005-09-19

本日のキャスト→


ロビーのチュリトスを初めて食べてみました。結構おいしい。でも売り切れ注意。
今回のパンフをやっと買いました。稽古場風景の、寝椅子に一路さんと内野さんがいらっしゃる写真がちょっと(個人的に)面白かった。おお迫る練習をしておいでだ。…2004年の時に思ってたんだけどなんでメインキャストの写真を撮り直さなかったんだろ。



久しぶりの2階席でしたが、初日と比べると閣下のエコーが随分減ってました。「風呂場でご機嫌」風じゃなくなってた。

今日も閣下は楽しそうです。シシィが陛下に最後通牒を突きつけている傍らの暗がりで、その後で机に横たわってセクシィに「カマンハニ〜☆」をするために文房具を取り片付けてるのがかわいいです。デブレツィンで、「決して許さないわ!」と言われた閣下、今日は目をカッと見開かなかった…気がする。細めたままだったような。


ピストルをこめかみにあてて、口元すこし笑ってるパク殿下が怖い…。


「夜のボート」、陛下に重心傾けて聴いてたら泣きそうになりました。陛下が好きです。…でも閣下はもっと好きです。


2人でのカーテンコールは、ネタ合わせ(?)してなかったのか、閣下が投げキス体勢に入ったのをみて慌ててスタンバイする一路さんでした。



今までシシィのことをあまり書いていませんでしたが、一路さんが素敵なのも一路さんを好きなのも当然の大前提なので改めて書いてないだけです。なのでこの機会にまとめて書く。
エリザベートを観たけどシシィという女性に感情移入できないとか嫌いだという意見を割とよく目にしますが…うーん確かによく考えると強烈な人だし、そういう人の言うこともわかんないではないけど。脚本の中でも「おいおいどういう女だ」と思おうと思えば思える(ややこしい)とこは多いし、史実もなかなかエキセントリックではありますが。でも私はそれ以前に皇后様の美貌に惚れたので!(堂々)子供のころからヨーロッパの王族の肖像画をみるのが何故か好きだったのですが、彼女の肖像画や写真を見て「おおおほんとに美人だ!確かに当代一だ!」と感動いたしました。男前黒髪系美人だいすきー。そして私の中で美女はなにをしても許されるのです。

一路さんもうるわしいし。衣装はどうやら露出度が高いほど私の気に入るという傾向にあるようで(堂々)、一番好きなのは「翌朝5時」のネグリジェ。ひらひらかわいー。ちょこまか走り回ったり陛下の手をぎゅっと握ってぴょんぴょん訴えたり背中に隠れたりする一路さんもかわいい。昇天の時の白ドレスも好き。生着替えの時のコルセット&ドロワーズ姿も好き。ここの群舞も好きなのでどっちを見ようか迷う。結婚式のドレスも大好き。泣かないで…の室内着(?)も好き。ねぇねぇ脱がしましょうよ内野閣下。と思ってたら脱がした!やった!ハラショー!一幕ラストの豪華ドレスはたしかにとっても美しいけど「夜更けに何故そないに大盛装?」と気になる(笑)。扇のかざし方は超かっこいい。きっちり鎧った衣装では、精神病院訪問のバッスルスタイルのドレスが好き。あのシーン自体はちょっと苦手だけど…(患者の描き方がどうのじゃなくて、あの折り重なる不協和音がどうも生理的に)。体操室のパンツ姿も好き。ルドルフを拒むときのファー付コートも好き。「私が踊る時」は、ドレスよりあの気の強い歌と仕草が好き。少女時代は、黄泉の国に入り込んで「わぁ、ここ何かしら〜?」て首を傾げたり「なんかちょっとコワイっぽいヘンな人がいる〜」てこそっと閣下を覗き込んだりするのが面白くてカワイイです。

この舞台におけるシシィについて、可哀相だとは思ってないし、感情移入しているというのも何か違うけど(感情移入ならフランツや晩年のゾフィーの方にしていると思う。ああでも「ルドルフどこなの?」は泣く…)、この主人公はこういうものなのだとすっかり自分の中で納得できてしまってるし、どのシーンも好き。そして、「早くトートのもとに行って!」と劇中一貫して願っているというわけでもないのに、ラストではすっかり「ああ閣下よかったね〜シシィよかったね〜」ととても幸せなカタルシス気分に。…なんやものすごおめでたい観客やな私。