御礼

この日記を書き始めて半年になりました。いつも読んでくださってる皆様、アンテナに登録してくださった皆様、ありがとうございます。励みになっております。時折反応をいただけたりして、とてもドキドキいたしました。
それにしてもよく続いたなあと自分で意外に思ってます。昔から、能動的な楽しみに対してはかなり飽きっぽいので。子供の頃ノートに鉛筆で描いてたマンガとか、完結させたことありません…。反対に、本を読むとか映像を観るとか、受動的なものに関しては、一度愛したらしつこくしつこくしつっこく好きでいます。キンキさんファンになって4年ほど経ちますが、まだまだ当分愛は続きそうです。永遠にこのテンションというのは有り得ないでしょうけど…今まで一旦好きになったものに対して「なんであんなの好きだったんだろう」って過去を否定したことないので、キンキさんもいつか静かに愛しき良き思い出になると自信を持って言えます。
…なにはともあれ、これからも日々の楽しみをちょっとずつ書いてゆきます。


(以下、日記を続ける上で心に留めておこうということなどを書き連ねてますが、暗くなってます。しかも半月も前に骨組み書いてじわじわ推敲した割には文章なっちゃいないです。論文苦手なのです。ああいう意見もある、こういう考え方もありだ、と色々挙げていくんだけど、どれもこれもそれなりに正しいよねぇと思ってしまって、自分の見解はこれだー!って結論づけられずに放置する羽目に…。むかし卒論試問で教授に「君は議論するのは苦手なのかな」と言われたアイタタな思い出がよみがえります。)
読み返してみると色々痛いこと書いてて冷や汗ものですが、誰かのファンであること自体多かれ少なかれ痛いことだから仕方ないですかね…。痛いと書きましたが、痛いからアカンということではなくて、ファンになるという行為を否定するつもりも全くなくて。ええと…。ただ見かけるだけで注目しなければ、その人が本当はどういう人かなんてことは絶対わからない。逆にいくらテレビの向こうの人でもよーく見てればそれなりに人柄は伝わってくる。でもその人のファンになった時点で客観的な判断力は失われるし、また自分の中でその人の全体像を作る時に、メディアからはどうしても知り得ない空白の部分*1は自分が勝手に描いた夢で埋めることになる。一方通行の人を一方的に好きになるというのはそういうことかなと…。現実の人間関係でも多かれ少なかれそうだろうけど、こういう一方的な場合だと特に手前勝手な穴埋めの度合いが大きくなると思う。だから、見る人の数だけ違う○○さん像があるわけで、そんなのは当たり前なんだけど、その自分だけの○○さん像が本当の○○さんの姿であるかのように語るのはやっぱりどこかちょっと痛いことです*2。という訳でネットを離れた日常生活の中で周囲の人に向かって語ることは恥ずかしくてとてもできませんが、人間思いついたことは誰かにしゃべらずにいられないものなので、ここへ来て王様の耳はロバの耳をやっております。でもいつも迷ってます。例えば「光一さんらしいわ」とかちょっと一言書くのにも、らしいったって何が光一さんなのかなんて私はわかっちゃいないよなあと。わかりようがないことを「こうでしょ」って断定するのは避けようという気持ちはあるのですが…。痛いよっていう自覚はあるし、(以前にも書きましたが)私の2人像はこうだというだけで、広く賛成を得ようとは思ってないので、許してくださいね。
あともう一つ、極端に突き放した言い方になりますが「私が見ているものは大人の男の人達がお仕事として提供してくれている商品である」ってことを忘れないようにしようと思ってます。もちろん、決して「芸能人なんかウソばっかなんでしょ」とかいうことではないし、常々こんな醒めた失礼な姿勢で見ているわけでもありません。ただ、突き詰めたらこうなんだってことを、(パフォーマンスや商品への期待ではなく)彼ら自身に対する悪い意味での夢や希望が度を越えそうになった時には思い出すよう、肝に銘じておきたいです。自分を律する最終兵器として。重荷になるような愛情は注ぎたくないので。それはもうただの妄執であって、愛じゃないので。
2人がああいうある種隠微な空気を持ってるものだから、見てるほうもついつい彼らをめぐる物語を紡ぎたくなるけど*3、本当はそんな風に彼らを分析したり解剖したり定義したりすることに意味なんかなくて、はたまた自分を禁戒で縛る必要もなくて、ただシンプルに好きであればいいんですけどね。ついつい頭でっかちの悪い癖で、彼らにまつわる言葉が自分の周りに溢れてぐるぐる回りだしてしまいます。整理するつもりで考えはじめたのに一人で混乱して、単純に楽しんで見ればいいはずの2人の姿にいちいち背景を見出そうとして疲れてしまうことまであって、すっかり本末転倒。よろしくないですね。外野が何を言ったところで2人にとっては全部雑音でしかないというのに。大事なのは、私が2人を好きであることと、2人はお互いにお互いを理屈じゃなく丸ごとの形で受け入れてるってこと。たぶん。例によって本人じゃないから本当のとこはわかんないけど、99%そうだろうと。
あまり思考の泥沼にはまらないように(しかも詰めが甘いから出口ないし)…、2人とも好きです、応援してます、っていう透明な姿勢でファンをやっていきたいな、と思います。がんばろう。

*1:家での暮らし方、とかいう末端の事柄ではなくて。

*2:ああでもファンじゃない人が表面的なイメージだけで捉えた○○さん像が本当の姿であるかのように興味本位で語るのも痛いですね。この人はこういう人ですなんて他人が語ること自体が痛いのか。けど本人による自分語りが大正解ってことの方が珍しいか。あああわかんなくなってきた。

*3:いや彼らをモデルにした小説を書くって意味じゃないですよ…。